
<<評価:★★★★★>>
歌舞伎を観て参った。
会社から招待券を頂戴したので、京都の南座に初めて行きました。
(只今京都でデザイナーとして働いております。ご報告まで。)
歌舞伎も初めて。とても新鮮でした!初物は何でもドキドキして楽しいです。
驚いたことは、11時開演で終演15時と云う長さ。しかし話が長いのではなく、幕間(まくあい)と云う名の休憩が25分・20分・15分とあったからですよ。
最初の幕間にちらし寿司を食し、ペットボトル300円、紙コップ200円の破格の値段に怒髪。
話はユーモラスたっぷりで、こんなに笑えると思っていなかったので、なおのこと面白かった。歌舞伎ってコメディなんだなぁと思いつつ、昔の娯楽なんだから面白いので当たり前なのかもと行き着く。
私的に
中村橋之助さんの声が特徴的で、話し方もリズム感があり、エンターテイナーとしてのセンスと云うかノリがあって好きになった。
中村勘太郎さんは魅力的な役者さんだった。これからもっともっと良い役者になってくれると云う気持ちにさせてくれた。
お早役の
七之助さんは舞台の上でも客席を通った時に視ても女性的で声も女形の中で一番綺麗だった。
片岡愛之助さんは顔が一番歌舞伎役者憮然として様になっていて、男前だった。
橋之助さんはほかに、歌舞伎として初めて生水を取り入れ大迫力の水車シーンを考案し、10年前に初公演したあたりには、世を賑わしたと云う。
というわけで、初めての歌舞伎はすげ-おもろかった。
出噺って云うのか、おっさんの声の和音も、アニメーション
平成狸合戦ぽんぽこや
イノセンス・
攻殻機動隊のOPを彷彿とさせ、ビートたけしの
座頭市の踊りなどを思い出したり、歌舞伎は色んなクリエイターに影響を与えたんだと知った大変有意義な時間だった。
というか面白い。満点。
【ウェブリンク】
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/2009/05/post_13.html